日焼け止め化粧品の容器に書いてあるSPFは、紫外線B波(UVB)をカットする力をあらわします。これは、何もぬらない肌に比べて、日焼けがはじまるまでの時間を何倍にまでのばすことができるかという目安です。

たとえば、SPF2なら、日焼けするまでの時間を2倍のばすことができるということで、SPF値が高いほど日焼け防止効果があるということになります。

では、SPF値は高いほどよいのかというと、やはりあまり強い日焼け止めを毎日使っていると、肌に負担がかかることが多いようです。ふだんの日常生活で使うものなら、SPF20ぐらいで十分でしょう。また、毎日使うときは、ノンケミカルなどと表示されている紫外線吸収剤不使用のもののほうが刺激が少なく肌に安心です。

もうひとつ、紫外線防止効果の表示にPAがあります。これは紫外線A波(UVA)の防止効果をあらわし、強いほうから、+++、++、+の3段階で表示されています。
日常的に使うなら、PA++くらいがいいでしょう!

UVAは皮膚の真皮まで届いてコラーゲンを変性させ、しわをつくります。UVBは表皮までしか届きませんが、肌表面で強い日焼け(赤みや水植)を起こしたり、シミをつくる原因になります。また、UVA、UVBとも発ガン性があるといわれていますので、男性も子どもも紫外線対策はある程度必要です。

ファンデーションで賢く紫外線カット

 また日焼け止め化粧品のSPFの数値というのは、1平方cmあたり2mgの量をぬった場合をもとに表示されています。たとえばSPF20の日焼け止めをぬっていても、1平方cmに2mgよりぬる量が少ないと、十分な紫外線防止効果は得られないということになります。実際に、この場合どれくらいの量になるかというと、顔から首までで、チューブで出す量がだいたい指2本分くらいになります。

日焼け止めをそんなにぬると、べたついて重くなるのでは、と思う人も多いでしょう。では、どうすれば効果的に紫外線を防ぐことができるのでしょうか。

それには、ファンデーションを使うことです。ファンデーションは、紫外線をカットする力を持っており、SPFの表示のないものも、すべてにあります。毎日の紫外線対策に、ぜひファンデーションをとりいれてください。
「肌に負担がかかるから、必要ない日はお化粧しない」という人も多いのですが、パウダータイプのファンデーションなら、さほど肌に悪いというものでもありません。むしろ、強い日焼け止めをぬるより、負担は少ないのです。
ただし、リキッドやクリームタイプは、パウダータイプよりも刺激があります。これらは水分を含むので、どうしても界面活性剤や防腐剤が使われるからです。肌の弱い人は、パウダータイプを選んだほうが無難でしょう。