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皮膚は、表面から順に、表皮、真皮、皮下組織と、大きく分けて3つの層からできています。

表皮の一番上の部分は、みなさんがよくご存知の角質層と呼ばれる層です。一番深い部分は、基底層と呼ばれています。

肌、いわゆる表皮細胞が生まれるのは基底層からです。基底細胞は絶えず細胞分裂を行い、約2週間かけて、基底層から角質問へと次々と新しい細胞を押し上げていきます。角質層に到達した細胞は、核のない死んだ角質細胞になって外の刺激から肌を守ります。

 
約2週間その場にとどまった後、アカとなってはがれ落ちていくのです。

このような約4週間を周期とする肌の新陳代謝を、ターンオーバーといいます。
ターンオーバーが順調に行われていれば、皮膚のコンディションもよいわけですが、年を重ねるにつれその速度は遅くなっていきます。

4週間が5週間と徐々に長くなり、40歳をすぎると6週間もかかるようになってしまいます。

 
ターンオーバーが遅くなると、次のような問題が起きてきて、肌あれやシミ、しわが生まれやすくなります。

まず、角質層の水分を補っているセラミドが減少し、肌はカサついてきます。
また、古い角質細胞がはがれずに残り、くすみの原因になります。メラニン色素もターンオーバーとともに排出されるのですが、それが遅くなると、シミやしわとして残るのです。

 

しわをつくる主な要因は皮膚組織の老化

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 肌のはりや弾力を保つ働きをしているのが、真皮にある「エラスチン」や「コラーゲン」という物質です。

これらは、網の白状にネットワークをつくって、肌の内側からはりを保つという働きをしています。
しかし、40歳をすぎるころから、これらの繊維は古く、もろくなってきます。また、コラーゲンの量も年齢が進むにつれ減少してきますし、エラスチンも切れてバラバラになるため、ネットワークがこわれ皮膚のはりや弾力は失われていくのです。

 
こうして加齢とともに弾力が低下した皮脂は、表情にともない折りたたまれたときに、完全にはもとに戻らなくなります。
これが、老化によるしわです。

さらに進行すると皮膚全体が重力でたれさがるようになり、たるみが発生します。個人差はありますが、30歳をすぎるころから、このような肌の老化現象が自覚されるようになります。

紫外線は肌の弾力損失に拍車をかけます

 日焼けはシミだけでなく、しわもつくります。紫外線を浴び続けると、真皮にある繊維芽細胞はエラスチンを部分的に分解し、その結果、表皮のはりが失われてしまいます。

日焼けのしすぎにより、肌のはりが失われ、年齢のわりにしわの多い肌になってしまうのです。

 
しわは一度できてしまうと、消すのはむずかしいもの。

 
紫外線はできる限りシャットアウトし、日焼けを予防することが一番のしわ対策です。

40歳から20歳の肌へ若返ることは不可能ですが、お手入れ次第で老化の速度をゆるやかにすることは可能でしょう。乾燥予防も、肌の老化を遅らせる効果があることを忘れず、ある程度の年齢になったら、肌の水分を補うことが大切でしょう!!

くせや生活習慣でしわが刻まれることもあります

 しわには、次のようなタイプがあります。

 
・小じわ
「ちりめんじわ」とも呼ばれる細かいしわで、目もとなどによくみられます。多くは、角質層が乾燥してできたもの。放っておくと、どんどん進みます。小じわの段階で肌の水分を補うケアをしてあげれば、進行を遅らせることも可能でしょう。

 
・深いしわ
みけんなどに刻まれたしわや頬の横じわなど、くっきりとした太いしわです。真皮のコラーゲン・エラスチンの変化で皮膚が弾力を失い、そこへ筋肉が縮むたびに皮膚にしわが寄ることが繰り返されて太く刻まれていくのです。

繰り返される顔の表情によってできるしわなので、よくしかめっ面をしている人はみけんに、よくタバコを吸う人は口のまわりにしわができやすくなります。

このように、クセとなっている表情や、喫煙などの生活習慣も、しわをつくる原因となります。健康的な生活や、ストレスをためないことなども、しわ予防につながるといえるでしょう。