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「気」の異常は、大きく分けて2種類あります。ひとつは、「気」そのものが不足する「気虚」です。

「気」は主に食べ物、なかでも米などの穀類を食べることで生産され、心身の活動とともに消費されています。この生産量と消費量のバランスがうまくとれなくなると、「気虚」になってしまうのです。

また、食べたものがうまく消化されなければ、「気」は生産されません。「気虚」にならないためにも、ふだんから胃腸の調子をよくするように心がけましょう。

「気虚」の代表的な症状としては、「なんとなくだるい」、「疲れやすい」、「やる気が起きない」などがあります。さらに、気虚の状態が長く続くと、体全体がたるんできます。胃下垂は典型的な「気虚」の症状ですが、同時に皮脂のたるみも起こってしまうのです。

最近、肌にはりがなくなった、たるんできたと感じる人は「気虚」の可能性があります。

 
もうひとつの「気」の異常は、「気」の流れ、つまり体を活動させるエネルギーがとどこおることによって起きる「気滞」です。

体全体にエネルギーがうまく配られないため、体のいろいろなところに異常があらわれてきます。
主な症状は、イライラ、のぼせ、動悸、頭痛、急な発汗などです。

また、「気」の流れがとどこおると、血の流れにも影響しますから、肌にも栄養が届かなくなります。
その結果、吹き出物やニキビに悩まされたり、顔色もくすんできたりします。

イライラ、のぼせなど「気滞」の症状は、更年期にみられる症状とよく似ています。実際、「血」の動きが大きく変わる更年期は、「気」の流れも乱れがちです。

女性であれば、更年期は避けられませんが、気の流れを意識して、過ごすようにしましょう。

 
バランスのよい食事を心がけ、体を適度に動かすだけでも症状を軽くすることができるのです。体を動かし、おなかをすかせて食事に向かえば、体のエネルギーのもとになる「気」が生み出されていくでしょう。

①バランスのよい食事をすること
②ゆっくりと食べること
③ストレスをうまく発散し、体をよく動かすこと

この3つの点に注意し、「気」を効率よくつくり出しましょうね。